水玉屋

気の狂った腐女子が自分語りしたり解釈吐いたりします。

自分の同人誌の表紙の話

 なんだかブログをずっと放置しているなとおもったのでつらつらと書いていきます。いま確認したら342日ほど放置してました。

 最近薄ミュの原田篇を見てぼんやり前に本として出した「白き空」みたいな感じの無印と黎明録のノーマルルートについての各キャラクター視点の話が書きたいなあと思いました。ただ詰めている間にこれは全ルートやり直して井吹がどの選択肢選んでノーマル入ったか千鶴がどの選択肢でノーマル入ったかを決めないとちゃんと書けなさそうだなと思って手がつけられていません。

 ちなみに薄ミュの原田篇は明日の午後から10日までGyaOで配信があるので見てください。個人的には薄ミュの中でも結構好みの脚本でした。


 もうじき最後に本を出してから半年になりじわじわ当時考えていたことも忘れそうになっているので自分用のメモも兼ねて表紙の話をします。

「白き空」は個人的に珍しく書きたいことがほぼ全部パシッと書けたなという小説なので結構思い入れがあります。表紙も地味だけど気に入ってます。

「白き空」は風間の話「だれかの」の最後で「それまでの話のキャラクターたちは井吹龍之介という空白に自分の中にあるものを見出していたに過ぎない」というところに話を落としましたがペーパーの「いつかの空白」にもあるようにその後の井吹龍之介には井吹龍之介なりの人生がありますしそこには矜持も覚悟もあります。そういうことも含めて白や灰色の雲の向こう側に青空(誰かにとっての空白ではない一人の人間としての井吹龍之介)があるという意味で表紙の青や裏表紙の文字の青と白のまだら模様がありました。

 紙はアラレでフルカラー印刷でした。


「ゆきみち」の表紙はそらゆめさんにアドバイスをもらいながら描きました。初めは幹しか描いてませんでした。

 あれは表紙だけ見た時に雪の中にある道のシルエットに見えたらいいなあとぼんやり思いつつ描いたものでした。まああんまり見えませんが。本当は最後まで読めばわかる通り梅の木です。ちなみに帯ペーパーの「紅梅の咲かぬ庭」の最後で井吹が思い出す京の紅梅の木は山崎の暗喩でもあります。外見は黒々としているのに断面は赤い。まあ井吹は山崎の忍び装束姿を見たことがないかもしれないですし無意識です。

 レザック紙の「ゆき」にモノクロ印刷でした。


「さよなら△またきて□」はそらゆめさんにめちゃくちゃ注文をつけまくってお願いしました。夕暮れ時で川の近くで遠くに山が見えてというのはもちろんあのスチルのイメージです。裏表紙にある民家の木はやはり梅です。井吹の影にはわかりやすく髷がついていて胴体も着物の色をしていますが実は山崎の陰にも後ろ髪がなびいていて上半身が緑がかっています。山崎の後ろ髪は井吹へと伸びていますが井吹の後ろ髪は道路へとはみ出ていてそこに車のタイヤが迫っています。まあ本編の自分を幕末の延長線上にあるものだと(つまりは幕末の自分=現在の自分だと)思っていた井吹の勘違いが自覚されるというかまあそんな感じのあれです。

 あと山崎の足元の水たまり、小さくてわかりませんが蟻を沈めてもらう予定でした。個人的なイメージですが忍び装束姿の山崎に対して黒蟻のイメージを持っているので、水葬をイメージしています。

 見えなくなったものとしてはあとは夕焼け空に飛行機雲がぼんやり入ってます。これも表紙の二人は幕末で喧嘩をしたのと似た景色に向かって歩いていくけれど、別にその先にあの河原やあの空があるわけではないという意味です。あと作中でも山崎が飛行機の光を星だと勘違いするシーンがありますがあれはちょっとだけ「ゆきみち」で二人が夜空の星を見上げるシーンを意識してます。つまりあの時に見上げている空が「ゆきみち」で見たのと同じ星空だというような、幕末と現代は変わらないというのは山崎の勘違いであるということの暗喩だったりします。


 次は最初に書いたノーマルルートの千鶴と井吹の話か、土方ルートの箱館あたりの井吹の話か、芹沢ルート準拠の転生ものの山吹組の話か、記憶喪失になるあばら屋の井吹の話か、山崎が井吹を殺そうとする話が書きたいなあとぼんやり思ってます。思ってるだけです。書いたものが長くなったらまた本にしたいです。


 あと今までに出した本は全部通販してるのでよかったらよろしくお願いします。

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